英国最大の電気通信会社BT、 Canonical/Ubuntuにより次世代の5Gクラウドコアを実現

by Canonical on 12 August 2019

  • BTが5Gクラウドコアのオープンソース戦略を発表
  • 新規サービスを速やかに提供するための主要パートナーとしてCanonicalを選択 

※本リリースは2019年7月24日に英国ロンドンで配信されたプレスリリースの日本語訳です。

Canonical(本社:英国ロンドン、CEO:Mark Shuttleworth)は本日、同社のCharmed OpenStack on Ubuntuが英国最大の電気通信会社であるBTにより次世代5Gコアの主要コンポーネントとして採用されたことを発表しました。Ubuntuを提供するCanonicalは、BTのネットワーク仮想化(NFV)プログラムの一部としてオープンソース仮想インフラマネージャ(VIM)を提供し、クラウドベースのコアネットワークへの移行をサポートします。 

このオープンソースクラウドベースのアプローチにより、BTは新しいサービスを短時間でデプロイし、5GおよびFTTPに関するお客様の要望に先回することが容易となります。また、CanonicalのOpenStackアーキテクチャにより、BTのフル5Gコアネットワークのデプロイが促進されます。 

Openstackのクラウドソフトウェアは、ネットワークハードウェアとソフトウェアの分離を可能にし、コアネットワークの構成要素をアプリケーションソフトウェアへと転換します。つまり、継続的な統合と開発により、より迅速なアップデートが可能になるのです。この分離により、さまざまなネットワークアプリケーションがデータセンター網全体で同じハードウェアを共有できるようになり、追加機能の必要性に対するネットワークの回復性、拡張性を高めます。ソフトウェアを更新する速度は、コアネットワーク機器の取り替えに比べて速く、5Gサービスの開発の新たな作業方法につながります。そのためBTは新サービスを数週間で構築し、数日でデプロイすることが可能になります。

BTグループのチーフアーキテクト、Neil J. McRae氏は次のように述べています。「Canonicalが提供する “クラウドネイティブ” な基盤により、スマートで完全にコンバージド(統合)されたネットワークの構築が可能になります。オープンソースと最高の技術を活用することで、当社のコンバージェンスビジョンを実現し、世界トップレベルの5GおよびFTTP体験をお客様にお届けします」

Canonical社CEOのMark Shuttleworth(マーク・シャトルワース)は次のように述べています。「BTはオープンアーキテクチャがもたらす効率性、柔軟性、および革新を理解し、新しい5Gサービスの提供におけるオープンソースの価値を認識しています。今後のBTの5G戦略の支柱となるこの取り組みに向けた基礎を作るために、BTと提携できることを光栄に思います」

BTのEEモバイルネットワークは、2019年5月30日(木)にまず6都市で5Gに切り替わりました。英国のロンドン、バーミンガム、カーディフ、マンチェスター、エディンバラ、ベルファストのお客様および法人の皆様が、英国で最初に5Gの力を体験することになります。BTは5Gロードマップの概要を策定しており、2022年からクラウドベースのフル5Gコアの導入を予定しています。 

広帯域で低遅延、また5Gのサービスエリアの拡張・拡大により、より応答性の高いネットワークが実現され、真に没入型のモバイル拡張現実、リアルタイムの健康管理、モバイルクラウドゲームなどが可能になります。フル5GコアはBTのネットワーク統合技術の極めて重要なステップとなり、固定通信、モバイル、およびWi-Fiを1つに集約し、シームレスな顧客体験を実現します。

クラウドベースアーキテクチャを活用したことで高まったアジリティが可能にする開発により、高信頼・低遅延通信(URLLC:Ultra-Reliable Low Latency Communications)、ネットワークスライシング、およびマルチギガビット/秒の速度が導入されます。5Gのこの段階においては、自立走行車両のリアルタイム交通管理、全国の大気質を観測する数百万個のデバイスからなる膨大なセンサーネットワーク、リモートでのリアルタイムインタラクションに触覚を用いた「タッチインターネット」などの重要なアプリケーションが可能になります。

以上

メディアの皆様への注記:

BTの5GコアはCanonicalのCharmed OpenStack上に構築され、Canonicalのオープンソースツールを活用してインフラのデプロイと運用を自動化します。仮想インフラマネージャ(VIM)をデプロイするためにBTは、仮想ネットワーク機能(VNF)アプリケーションの導入のためにモデル駆動型アーキテクチャ向けであるJujuとCharmを採用し、さらにクラウドのプロビジョニングツールとしてMAASを活用しています。BTの5Gコアは、Ubuntu Advantage for Infrastructureが提供する継続的な運用の管理とサポートにより支えられています。 

BTについて

BTは通信の力で世界を良くすることを目標としています。コミュニケーション・ソリューションおよびサービスを世界180以上の国で提供する、世界的なリーディングプロバイダーです。その主なサービスは、グローバルでのネットワーク化されたITサービスの供給、個人・会社・モバイル向けの市内・長距離・国際通信サービス、ブロードバンド・TV・インターネット関連のサービスと製品、FMC(固定通信・移動通信の融合)向けサービスや製品などです。 BTは、Consumer(消費者向け事業)、Enterprise(企業向け事業)、Global Services(国際事業)、Openreach(アクセスネットワーク事業)という4つの顧客向け部門で構成されています。

BTグループの2019年3月31日の年度末決算は、売上高234億2,800万ポンド、税引前利益26億6,600万ポンドでした。

British Telecommunications plc(BT)は、BT Group plcの100%子会社であり、実質的にBTグループの全事業と資産を網羅しています。BT Group plcはロンドンおよびニューヨークの証券取引所に上場しています。

詳細はwww.btplc.comをご覧ください。

Canonicalについて

Canonicalは、クラウド運用の分野をリードするOSである「Ubuntu」を提供する企業です。Ubuntuは、ほとんどのパブリッククラウドのワークロード、新しいスマートゲートウェイ、スイッチ、自動運転車、最先端ロボットで使用されています。Canonicalは、Ubuntuの商用ユーザ向けにエンタープライズサポートとサービスを提供しています。Canonicalは2004年に設立された非公開企業です。

詳細は以下のウェブサイトからご覧いただけます。

https://jp.ubuntu.com/

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