CanonicalのUbuntuがWindows Subsystem for Linux 2に対応
by Canonical on 23 May 2019
※本プレスリリースは2019年5月6日に英国ロンドンで発表したプレスリリースの日本語訳です。
Canonicalは本日、Windows Subsystem for Linux(WSL)2に完全対応したUbuntuを発表しました。
Canonicalの製品担当ディレクターであるStephan Fabelは次のように述べています。「Ubuntuのエンタープライズ対応をAzureからWindowsワークステーションおよびサーバーにまで拡張することで、Microsoft環境にもUbuntu向けのシームレスなオペレーティング環境が構築できます。Microsoftとの連携によりWSL上でUbuntuを認証できるようになりました。これにはDockerコンテナ、Kubernetes、Snapも含まれます。」
WSL 2は軽量な仮想化とLinuxカーネルにより、エンタープライズ認証およびサポートに必要なすべての機能を提供します。今回の変更により、WSL上のUbuntuと、AzureおよびAzureStack機能が連携し、Windowsワークステーションで始まりAzure上で終わるワークフローが大幅に円滑化されます。
Canonicalのクラウド担当副社長であるKiko Reisは次のように述べています。「AzureおよびWSLにおけるUbuntuの性能最適化により、MicrosoftプラットフォームでLinuxアプリケーションを開発する企業の全体効率が高まります。当社が提供するクラウドや仮想化におけるフルスタック向けのセキュリティ更新は、当然ながらこの新しいWSL環境へも拡張されます。」
WSL上のUbuntuはWindowsのファイル共有機能を組み込むことで、Windowsベースの統合開発環境およびLinuxで構築/動作するアプリケーション向けのバージョン管理システムを利用した開発者環境を簡素化します。 加えて、Active DirectoryなどのWindowsサービスのUbuntuとの統合により、Microsoft環境での大規模な運用も容易になります。
Canonicalについて
Canonicalは、クラウド運用の分野をリードするOSである「Ubuntu」を提供する企業です。Ubuntuは、ほとんどのパブリッククラウドのワークロード、新しいスマートゲートウェイ、スイッチ、自動運転車、最先端ロボットで使用されています。Canonicalは、Ubuntuの商用ユーザ向けにエンタープライズサポートとサービスを提供しています。Canonicalは2004年に設立された非公開企業です。
詳細は以下のウェブサイトからご覧いただけます。
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