IoTデバイスをローンチする方法 – Part 4:助けを求めるタイミング

by cmoullec on 14 May 2020

(このブログは、「「IoTデバイスをローンチする方法」というタイトルの5回連載の第4部です。この連載では、優れたIoTのアイディアを製品として市場に送り出す際に重要な選択肢と考慮すべき点について解説します。「IoTデバイスをローンチする方法」のウェビナー(英語)にサインアップしていただくと、すべての解説をまとめてご覧になれます。)

Part 1:IoTが製品化までに長期間を要する理由

Part 2:適切なハードウェアと基盤の選択

Part 3:IoTデバイスとインフラについて

図面上では理想的に構築されたはずの計画が、惨憺たる結果に終わることは珍しくありません。この連載を読んでいる皆さんはすでにIoTに関するアイディアを抱え、そのアイディアを市場に送り出すための計画も持っていらっしゃると思います(Part 1)。それから、ソフトウェアを動作させるためのハードウェアを選び(Part 2)、計画を支えるインフラも選択しました(Part 3)。そろそろ、自社のIoT製品を立ち上げて1兆ドル市場という「パイ」の一切れを手に入れる準備はできてきたでしょうか?

最も幸運な製品でさえも、開発段階では迷走することがあります。さらに、ロードマップ、計画、予算などが狂い始めれば、簡単に出資者からの支持を失うことになります。今回のブログでは、専門家に製品を部分的に外注したり、共同作業により制作することで、いかに短期的および長期的な利益につながるかを解説します。

IoTデバイスのコスト管理

IoTデバイスの作成は、特にエンジニアリングの段階においてたくさんの人手が必要であり、IoTプロジェクトのコストベースの多くは変動的なものです。それにより予算の消費が早まりますが、一方で結果や成果が出るには数年かかります。これでは上位の出資者、得に最初からIoTはリスクが高いと見なしている出資者からの支持を失いやすくなってしまいます。

短期的に見ると、専門家を活用することでチームはプロジェクトの計画やロードマップからはずれることなく、予算内で成果を出すことができます。これは、ロードマップにおけるボトルネックを組織が打破するのに専門家が一役買うからです。予算の関係で大勢の人員を維持できないときに専門家を採用することで製品チームの頭数を平坦化し、ピーク需要に対応できるようになります。

また、専門家がいることで作業量が多い時期に並行して作業を行うこともでき、やはりボトルネックの打破に役立ちます。その結果、製品チームは初期に起こる困難によるスケジュールの遅延を回避できるのです。

Finding a helping hand to nurture IoT devices. Photo by Neil Thomas on Unsplash

IoTデバイスの形成を支える手。写真:Neil Thomas on Unsplash

短期的および長期的なリスクの管理

プロジェクトの部分のデリバリーに関するリスクが製品チームから専門家チームに移行されることによる利点は、2つあります。まず、専門家はこうしたリスクの管理に最も適しています。彼らはさまざまな顧客の問題に対応し、解決してきた経験を持っています。また、専門家は特定の成果を提供するための契約ができるため、結果に対する確実性が高くなります。

長期的には、専門家と製品チームとの間での技術や知識面の交換という利点があります。つまり、将来その製品が再度つくられる際などに、製品チームが最初に得たスキルの恩恵を受けることができます。

このようにいくつもの明白な利点がありますが、専門家を使うときには、具体的で、実行可能で、困難な問題を解決するという戦略を持つことが重要になります。製品の開発全体にわたって見境なく専門家を使ってしまうことは次のような2つの問題につながります。まず、専門家を長期的に採用するにはコストが高額です。また、専門家の果たす役割が大きすぎると、チームは重要な教訓を学べず、スキルが十分に向上しない可能性があります。

まとめ

専門家は戦略的に活用する必要があります。専門家を採用することでコストを固定でき、プロジェクトの困難な部分を成功に導き、チームのスキル向上によって現在の、そして将来的な利益へとつながっていきます。Canonicalにお問い合わせいただければ、御社製品を向上させるために、当社のエンジニアが特定の技術移転と問題解決の両方でお手伝いいたします。

次回、この連載の最終回では、「SMART START」を紹介します。SMART START はCanonicalが提供しているIoT製品およびソリューションのパッケージで、この連載で解説したすべてのプロセスを体験していただけます。「IoTデバイスをローンチする方法」のウェビナー(英語)にサインアップしていただくと、解説をまとめてご覧になれます。


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