Ubuntu Proとは?
by Canonical on 3 July 2026
Ubuntu Proは、オープンソースのセキュリティ、サポート、コンプライアンスに対応したCanonicalの包括的なサブスクリプションです。ここでは、15年間のセキュリティメンテナンス、24時間サポート、自動堅牢化ツールなど、Ubuntu ProサブスクリプションがIT管理者に提供するメリットの数々をご紹介します。
Ubuntu Proのメリットは?
Ubuntu Proは、セキュリティとコンプライアンスを目的としたサブスクリプションであり、オペレーティングシステム、アプリケーションなど、IT環境の各レイヤーに対応するパッチやセキュリティメンテナンスを速やかに提供します。これにより企業やそのエンジニアは、ソフトウェアやシステムのセキュリティを強化し、堅牢化ツール、自動化機能など、さまざまな機能を通じてセキュリティ規格に容易に適合できます。
標準仕様のUbuntuとUbuntu Proの違いは?
Ubuntu Proが、新しくインストールが必要な別のバージョンまたはまったく別のオペレーティングシステムだというのはよくある誤解です。実はUbuntuオペレーティングシステムは1つしかありません。Ubuntu Proは、既存のUbuntu LTS(長期サポートバージョン)に上乗せするサービスとセキュリティのサブスクリプションであり、必要に応じてオンとオフを切り替えられます。Ubuntu Proにアップグレードすると言ってもOSを変更するわけではありません。サブスクリプションを通じてマシンにセキュリティメンテナンスとエンタープライズグレードのメンテナンスツールを追加するだけです。
Ubuntu Proの内容は?
Ubuntu Proのサブスクリプションは、ユーザーに以下を提供します。
- OS、インフラストラクチャ、アプリケーションまで技術スタック全体にわたるセキュリティメンテナンス
- Kernel Livepatchが重要なカーネル更新をメモリ上で自動的に適用し、システムを再起動せずにセキュリティを維持
- Landscapeによるフリートの一括管理
- 主要なセキュリティ規格に対応するコンプライアンスプロファイル
- 24時間体制の障害対応およびバグ修正サポート(Ubuntu Pro +サポートのアドオン)
セキュリティメンテナンスと脆弱性管理
Ubuntu Proは、Ubuntu Archive全体(MainパッケージとUniverseパッケージの両方を含む)に対して速やかにセキュリティパッチを提供し、脆弱性管理を自動化します。Ubuntu Proはバックポート方式です。つまり安定版のソフトウェアの必要な部分にだけセキュリティ修正を適用するため、既存の動作環境を壊しません。
- ESM(Expanded Security Maintenance)を通じてセキュリティメンテナンスを標準の5年から10年に延長、レガシーアドオンでは15年まで
- Kernel Livepatchが重要なカーネルパッチをメモリ上で自動的に適用し、システムを再起動せずにセキュリティを維持
- パッチはLTS専用にCanonicalのエンジニアがテストとバックポートを行い、回帰不具合のリスクを削減
- パッチはunattended-upgradeによってほぼ自動化されており、管理者はproクライアントでシステムのモニタリングと管理を実行
マシンでは以下のようなコマンドを使用可能です。
- pro security-status:セキュリティ更新のないパッケージを表示
- sudo pro fix CVE-YYYY-XXXX:即座にトリアージを行い、特定の脆弱性に修正を適用
- sudo pro enable esm-appsまたはsudo pro enable livepatch:特定のサービスを有効化
システムの堅牢化
Ubuntu Proには、システムの堅牢化と監査を目的とした業界標準のUbuntu Security Guide(USG)自動化ツールが含まれます。管理者はこのツールにより、数百にものぼるセキュリティ設定を手動で行うことなく、CIS(Center for Internet Security)ベンチマークとDISA-STIG(Security Technical Implementation Guides)に適合させることができます。
ツールには主に2つの機能があります。
- システムをスキャンし、詳細なHTMLまたはXMLレポートにより、現在の設定が特定のセキュリティ基準のどの要件を満たしていないかを表示
- システムがセキュリティ要件を満たすよう、ファイルへのアクセス制限の強化、使用されないネットワークプロトコルの無効化、強力なパスワードポリシーの適用などの設定変更を自動的に実行
| Linuxベースのインフラストラクチャ環境のセキュリティを改善するベストプラクティス インフラストラクチャ堅牢化のガイド |
システム管理
Ubuntu Proマシンの大型フリートの管理は、主にCanonicalの一括システム管理ツールであるLandscapeで行います。管理者はLandscapeにより、1つのダッシュボードでマシン40,000台を管理できます。ツールを通じてセキュリティパッチ配布を自動化し、システム健全性をモニタリングするほか、物理的、仮想的、クラウドベースのUbuntu環境のコンプライアンスを確保します。LandscapeはUbuntu Proサブスクリプションに含まれます。
パブリッククラウドのインスタンス(AWS、Azure、Google Cloud)をサポート
依存ファイルには、プログラムやサプライチェーンにリスクをもたらす脆弱性や問題が含まれる可能性があります。攻撃者はこのような弱点を悪用してシステムへの不正侵入、データの改ざん、サービスの停止などを引き起こします。
Ubuntu Proは、AWS、Azure、Google Cloudを使用したパブリッククラウドのインスタンスに対応します。Ubuntu Pro + サポートは、Canonicalへのカスタムリクエストを通じて、AWS、Azure、Google Cloudのすべてのインスタンスについて有効化できます。
その他の情報
Ubuntu Proでは、人間を介した技術サポートを24時間利用できますか?
はい。Ubuntu Pro +サポートをお申し込みの場合、人間を介した技術サポートを24時間利用できます。これはチャットボットのサポートではありません。経験豊富なオープンソース分野のエンジニアが、トラブルシューティング、障害対応、バグ報告などをお手伝いします。
この24時間サポートは、ダウンタイムが大きな損失につながるミッションクリティカルな実運用環境を対象としています。
Ubuntu Pro + サポートとSLAの詳細はこちら ›
CanonicalはUbuntu Proをパートナー、ベンダー、再販業者に販売していますか?
Canonicalは、世界各地のパートナーと協力し、組織が希望の調達チャネルでUbuntu Proを購入できる体制を整えています。Ubuntu Proは、サプライヤーからハードウェアの購入時にバンドルする、地域の販売代理店を通じて購入する、マネージドサービスプロバイダー(MSP)を選択することで利用できます。
Canonicalとの直接契約以外にも各種の購入方法をご利用ください。
使ってみる:Ubuntu Proについて問い合わせる
お客様はどのようなデバイスをお使いですか? コンプライアンスや堅牢化について具体的なニーズがありますか? プロジェクトやチームについて情報をいただければ、すぐに導入をお手伝いします。
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