ソフトウェア定義車両に関する CTO 向けガイド

by Canonical on 14 October 2022

将来の保守に備えるための推奨事項

エンターテイメント、運転支援、自動運転など、車載ソフトウェアは業界と顧客の双方に多大なメリットをもたらします。しかしながら、洗浄や潤滑処理、場合によっては交換が必要な機械部品と同様に、ソフトウェアも保守が必要です。

OEM(メーカー)やティア1サプライヤーは、エンジンのオイル交換やディストリビューターチェーンの交換など車の定期メンテナンスが楽になるよう、車の部品の選択や配置を決めることに慣れていました。しかし、ソフトウェアとなると話は別です。複雑化により、現時点で選択したアーキテクチャは今後数年間のソフトウェア保守コストを上昇させます。このため、OEMやティア1サプライヤーは、後から定期的な保守(ソフトウェアセキュリティ脆弱性に対するパッチ提供やソフトウェアのアップグレードなど)を提供する必要があることを意識して自動車のシステムやソフトウェアのアーキテクチャについて取り組む必要があります。

本書では、自動車業界がソフトウェア定義車両向けに最先端の安全性やセキュリティのためのソリューションを提供できるようにする方法について説明します。また、OEMがオープンソースソフトウェアを採用して次世代型のアプリケーション開発に集中し、コストを抑えながら顧客ニーズに対応する方法についてもふれます。

ソフトウェア定義車両の詳細は、ガイドをご覧ください。

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