Firmus Supercloud が Canonicalのオープンインフラで持続可能なクラウドコンピューティングの新基準を確立

オングリッドの再生可能エネルギーで稼働する超効率的なデータセンターにより、Firmus がクラウドの持続可能性を大幅に向上

Ubuntuの提供元であるCanonicalは、オーストラリアのクラウドインフラストラクチャプロバイダーで革新的なデータセンターテクノロジーを提供するFirmusが、CanonicalのCharmed OpenStackとCharmed Kubernetesを使用して超高効率かつ持続可能なパブリッククラウドを開発したと発表しました。

データセンターは全世界の温室効果ガス放出の2%を占め、さらに増え続けています。これは主に、従来のデータセンターの設計が非効率的なためです。全世界におけるデータセンターのエネルギー効率の平均値は1.59 PUE(Power Usage Effectiveness、電力使用効率)です。つまりコンピューターを駆動する電力1MWにつき冷却システムにも590kWが必要です。この値はなかなか改善されず、非効率的なデータセンターが高い運用コストとアクセスコスト、さらには地球への負荷を招いています。

Firmusはデータセンターの効率と持続可能性の問題を、革新的な浸漬式冷却ソリューションで解決します。サーバーを非電導性で生分解性の液体を入れた槽に沈め、空冷の約1,000倍の効率で冷却するのです。

現在、FirmusはSupercloudのベータ版を展開中ですが、Canonicalの自動化ツールをパブリッククラウドのシームレスな管理、更新、セキュリティに役立てています。さらに、CanonicalのソリューションをNvidia GPUなど他の最先端テクノロジーと組み合わせ、負荷の大きいAIワークロードにも対応する高性能サービスを提供する予定です。

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